RE:あらかじめ失われた日記

珈琲や紅茶が好きなおっさんです。でも別に銘柄にはこだわりません、日東紅茶とネスレのポーションで十分。

プリキュアが戦闘をする意味について

初代プリキュアを作るにあたって、プロデューサー一同が悩んだことは「今までの存在した魔法少女路線とは一線を画したい」という事だったという。

そこで行き着いた根源的なスタンスは、女の子でも暴れたい、という事だった。この今ではメジャーな思考は、台本に書かれた一行の落書きから出た事だという。

 

魔法で変身する少女が、よもや格闘で片を付けるという事があったかと言うと、これはまったくなかった。新しい発想だったのだ。

しかし、ここで混乱してはならないのは、倒す=殺す/殺されるという思考ではないところだ。

その原点に、私は一つのRPGゲームを思い出す。今から三十年以上前に発売されたファミコンRPGに「桃太郎伝説」というさくまあきら制作の事を思い出す。

あのゲームでは敵である鬼を倒すと、懲らしめたと表示される。倒しても命までは奪わないのだ。

 

プリキュアもそうであるところに、親和性を感じる。

プリキュアが倒すべきは悪の心であり、分かりあえれば戦闘は終了するのだ。まあ一部そうでないこともあるし、分かり合えないこともある。が、そこはそれ、なんとかしてしまうのがプリキュアなのであるが。