退院してかかりつけ医にMRIフィルムを提出したところ、腰にヘルニアの兆候が見られる、と言われたので、朝晩のちょっとした筋トレと、ストレッチをするようになった。
形成外科の女医さんは一年前とは歩き方が違いますね、と言われてそりゃあ一年もこんな事やってれば、少しは慣れますよ、と。言いたかったけど、飲み込んだ。
ただ背中の皮膚感覚麻痺は、相変わらず。指でひねり上げても全く感じない。逆に両太ももから鼠径部に至るまで、神経が敏感になり、ズボンを履くにも、うめき声が出てしまう。
筋トレは手を抜いても、自分が泣くだけなので仕方なく真面目にやる。
立つ→しゃがむ、の動きをワンセット10回、これを3回繰り返す。10回目は途中で止まり、腰を落とした姿勢で10数え、耐える。
これがつらい。筋トレはほんとにしんどい。
しないわけにもいかないが、考えると気が滅入る。
しかし介護保険って大事ですね。わたしのような者でも、すくいあげてくれるんですから。何とか人並みに生きていられるのは、そうした社会と人々のおかげです。
さて、回想もそろそろおわり。次からは満足に歩けない男の日常でも、書きますかね。