RE:あらかじめ失われた日記

珈琲や紅茶が好きなおっさんです。でも別に銘柄にはこだわりません、日東紅茶とネスレのポーションで十分。

「Core Temp」の使い勝手と感想

我が家にはパソコンが三台ある。一台はサーバ用途で、電源を切る事がめったにない。代わりにインストールしたソフト任せで、時々動作確認をしている。

もう一台はメインに使っているデスクトップで、なんかかんやが入っていたりする。

内部には温熱センサなどが入っているのだが、それを利用するソフトが手に入らなくて、だからかも知れないが、今まで内部の温度などが分からずモヤッとしていた。

それがいつ頃導入したのか忘れてしまったが、Advanced SystemCareという市販ソフトのお試し版には珍しくマザーボード、CPUとGPUの熱を検知して表示してくれる機能が使えたので、こちらの方はモヤモヤすることはなくなった。

問題は当ブログではおなじみ、キーボードPCである。こっちはメインメモリも少なく(2GBってスマホより少ない)、Cドライブに当たるeMMCが32GBしかない。新品で購入した時点ですでに型落ちという、すばらしく導入を躊躇うマシンである。

口の悪い人によっては産廃ゴミと表現しても、致し方なしというマシンであるが、外見に惚れて買った身としては、そういう言葉も痛し痒しというところだ。CPUはAtomだし、仕様を見ればネットブックというカテゴリになるかと思うが、液晶もないし利用シーンが思い浮かばないこのPCは、誰が何のために仕様を決めたのか聞きたい。そして小一時間説教したい。この中途半端さはホント使う身にもなってくれよ、と言いたいところである。

取り敢えずAdvanced SystemCareのウィルスチェッカーや、アンチウイルスソフトもだめだ。メモリを馬鹿食いする各種アンチウィルスソフトのような、大きく重いソフトはとてもじゃないが無理だ。同様にメインメモリが少なくてOffice関連ソフトも入れられない。しかもこちらはCドライブも侵食するため、できたとしてもデータを外部に逃がす必要がある。

そういうわけで、リアルタイム監視を行うwindowsDefenderに、エンドポイント保護ソフト、ランサムウェア対応ソフトなど、とにかく軽いソフトを集める。eMMCはSSDのように振る舞うので、デフラグソフトはよほどでなければ使わないので削れる。メモリ管理ソフトにスケジューリングすれば、メモリリークなどの重大問題は起きないだろう。

ま、これだけやってもダメなものはダメ、なんですけどね。

さて、表題の「CoreTemp」なんですが、これは多数のコアプロセッサを持つに至ったCPUの温度をリアルタイムで監視するソフトです。バックグラウンドで動くので、普通のパソコンでは表に出る事は少ないでしょう。

機械的な動作部分が殆ど無いAtomの中でも、発熱量がとても大きいCPUをチェックできるこのソフトは非常に有用といえると思います。大変使いやすいソフトだと思います。

またメモリ管理ソフト「めもりーくりーなー」は、だいぶ昔からあるソフトですが、一時期もうメモリ管理ソフトは要らないのではないか、と言われたものでしたが、ネットブックやそれなりに少ないメモリを活用する事の多いパソコンでは、未だに重要なソフトと認識しています。

しかしこのパソコン、ほんとに利用シーンが浮かばないんだけど、どういう購買層を考えていたんだろう。密閉されてないから現場仕事だの粉塵の中の工場とかは無理だし、サービス業でこれを持ち出して客先対応、とか絶対無理だと思う。飲食店で使うのはPOSや携帯端末型受発注システムに勝てない。

最近の配送業はよく考えられていて、システム一括納入の成果なのか、横入りのできないものになっている。

考えれば考えるほど、利用シーンが見えてこないというのは、これはこれですごいな、と思わせてくれるものである。ほんとのおもちゃだ。