新型コロナウイルス感染症(COVID-19)などの解析について
前々からやっていた事なのであるが、現在私は分散コンピューティング活動に参加している。
いままでは、癌や病原菌などの治療に役立てるための解析や、小惑星の情報調査などがメインだったが、今年はコロナウィルスの解析にも参加した。
今まではメイン使用のパソコンを付けると裏で動作するようにしていたのだが、幸い使い道のなくなったPCが出たので、二種類の解析ソフトを同時並走させることとした。その状況が上の画像である。
今走らせているのはワールドコミュニティグリッド(WCG)とFolding@home。WGCは元々癌研究についての分散コンピューティングで走らせていたのだが、Folding@homeはコロナウィルスの研究として発表されたもの。後発では有るが、それだけに初心者でも参加しやすい物となっている。
私の場合画像の右下を見てもらうとわかるのだが、メモリは2ギガしかないしCPUは低性能で評判のATOM。それをチューンすることで、ギッチギチのパッツンパッツンに詰め込み、走らせているのがおわかりいただけるだろう。
パソコン自体のグレードが低いので、あまり貢献にはならないかも知れないが、24時間走らせても使用電力が極端に低いので、気にせずつけっぱなしに出来るところが一番かと思っている。
このパソコン、2016年に購入したんだけど、価格を数倍する故障修理費などでかなりの額を吸い取られていて、そのくせ使い途がなくてほんと考えるだにむかっ腹が立っていたのだが、こうして計算力をぶん回す用途に使えるようになり溜飲が下がった気持ちなのだ。
低性能だけど、社会貢献と考えたら、少し誇らしくなる。まあそんなところ。