RE:あらかじめ失われた日記

珈琲や紅茶が好きなおっさんです。でも別に銘柄にはこだわりません、日東紅茶とネスレのポーションで十分。

雨は降る降る気温も下がる 下がる景気にゃなお痛痒し

TITLEは都々逸風にしました。関係ないですけど

 

突然ですが引越し先は一口コンロしかなくしかも増設不可なので、AmazonでIHキッチンヒーターを買ったんですよ。IH対応お鍋と一緒に。卓上で調理はなかなかしないだろうけど、ラーメンとか煮込みとかできたらいいかな、って思って。

それにしても引っ越しが不安で、心を病みます。いや病んでるんだけどすでに。

だいたい今年あと4ヶ月しかない時点で「出ていけ」っていう大家も大家だし、引っ越しにかかるお金をケチるのも信じられない。で、そういうのは管理会社雇ったからそっちと話せって丸投げもシャレにならない。

管理会社の担当はいい人だったが、渋い料金らしくあまり十全には対応できないかも、って正直に言ってくれた。だからあきらめるしかない。家探しは難航するし、第三候補ぐらいに引っかかった狭いアパート(それでも他より駅までは近いし道は平坦)を決めたら、そこの大家がまた詰めてくる人で、いい人なんだろうけど、顔見せに来いとか契約の内容説明とか、とにかく世話焼きだ。今日など雨の中来なくてもいいのに、書類を持ってくる。

いや、いい人なんだけど。人に会うのが極端にダメな感じなので、会いたくはなかったのだ。

このところ眠れず精神的不安定なのが昂じてきて、部屋の隅とか道の側溝から自分を罵る声が聞こえてきてITのペニーワイズでもいるのかと思ったことが何度か。自分とすれ違い通り過ぎた人がぶつぶつと言っているので耳を傾けたら、私に対して詳細な悪罵をつぶやいてたり。

全部幻聴だ。全て精神が不安定だからだ。みんな嘘だ。わかってる、オレがおかしいんだ。でも聞こえるし、誰かがいつも見ている。その視線を感じる。頭の中はキチガイとか発狂とか、不安とか焦慮でいっぱいだ。

そんなわけでもう昼から自分を抑えることができなくて。処方された抗神経薬をむさぼった。そしてわかった。

眠れなかった意味が。

寒かったのだ。毛布一枚で寝ていたから、寒くて安眠できなかったのだ。

だって寒いってわからなかったから。感じなかったから。

実は私は後縦靭帯骨化症の後遺症で、身体の広い範囲で感覚がない。ひどいところは痛覚もなく、つねったくらいではわからないのだ。だから寒いという感覚もない。夏もほんとうの意味では暑いという感覚がなかった。冬用のスエットを着ていても暑いと思うことはなかったのだ。

だから昼から布団をかけて寝てみた。すると、悪夢も早朝覚醒もなく、薬による眠りの範囲で目が覚めた。

眠るのがこんなに楽だったなんて。不安も軽減した。心が軽い。

 

眠れることをうれしいと思う。今晩もよく眠れるといいな。