RE:あらかじめ失われた日記

珈琲や紅茶が好きなおっさんです。でも別に銘柄にはこだわりません、日東紅茶とネスレのポーションで十分。

ト・ディオティ

先頃亡くなられた小松左京先生の一編である。これが刊行された角川の初版は私が10歳頃なので、もちろんリアルタイムではないのだが、15歳あたりから文庫本のコレクションしていたので、そのぐらいから読んでいた記憶がある。森村誠一、横溝光一、下って西村寿行とか大藪春彦とか、いまだとまずいだろって思うようなラインアップではあったが。

小松左京の膨大な作品群で今もまだ良く理解できていない「ト・ディオティ」「小説を書くということは」、これらはわかったようなわかっていないような、曖昧模糊とした記憶である。巻のタイトルとなった「牙の時代」を読んで、影響されて読んだ当時ハードカバーのレイチェル・カーソンの「沈黙の春」を読んでみたりしていた。

「お茶漬けの味」が読みたいが、引っ越しで全て失ってしまった。無念。