タイにある風光明媚な、しかし危険な犯罪都市ロアナプラでは、日常的に銃撃戦やらギャングの出入りが起きたりするわけなのだが、そこで出た死体や、特殊清掃を引き受けているのがフレデリカ=ソーヤー、この本の主人公、通称掃除屋さんなわけである。
年齢は外見からすると大変若いようだが、色々ショッキングなものをみても動じないところは、肝が座ってるとしか言えない。
大変面白くて本編がゆっくりと進んでいる(ちょっとかわいそうかな)のに対して、こちらは3巻がもう発売されている。
色々と面白いキャラクターやギミックが楽しいのだが、ただ一つ、惜しいと思うところがある。
それは一巻目のソーヤーが異形の化け物に襲われるシーンが有るのだが、どう見ても深きものどもなのだ。そしてナイフで襲いかかるのであるが、ナイフには驚いたことにエルダーサインがあるのだ!
エルダーサインは深きものでは扱えないだろう…。古き印だよ?だいたいあれは石に彫り込まれているのが普通だと思うし(あやふや)
ま、誠に残念である。
まあ面白いのでブラックラグーン好きな人は読んで見たまえ。3巻には心霊っぽいネタもあるぞ(投げやり)