追記。
クライブ・バーカーだったーーーーーーー!
アマプラのオススメから。
いや~久々のスプラッター映画だなあ。
ドラマパートとゴアパートがはっきりしていて、とても良い。地下鉄が舞台だけど、終盤開発途中で放棄された路線に電車が入っていくところなど、怖気を振るう感じ。
冒頭から血飛沫がばっしゃばっしゃ流れていい。非常にこのよくわからん映画はいろんなものを想起させる。
放棄された線路と駅は菊地秀行の「エイリアン秘宝街」での地下鉄を襲う怪生物の演出を思い起こすし「チャド C.H.U.D.」にも考えが及ぶ。
中盤、殺人鬼の体に生えたタコみたいなのを自分で切り取るんだけど、ここ、タコとかイボを自分で切り落とすのを想起して気持ち悪かった。血は出ないんだけど。
それにしても突如出る怪物は人肉食だし、それに仕えろとか車掌は言うし、電車の中には肉屋みたいに死体が逆さ吊り下がった車両まである、とどめは駅の廃墟に人骨が山積みだ。
恐怖のためなら辻褄がなかろうが演出が破綻しようが、かまわない。というふうに受け取れる。映画の最初とお尻がリンクしているのもそのせいかもしれない。
北村龍平という日本人監督なのだが、履歴を見るとホラーを多く撮っている監督らしい。知らなかった、無念。
血しぶき、スプラッターが平気な方はご一聴あれ。