RE:あらかじめ失われた日記

珈琲や紅茶が好きなおっさんです。でも別に銘柄にはこだわりません、日東紅茶とネスレのポーションで十分。

ドロシイ殺しその後

やー面白くてずっと読んでいました。

万能の魔法がある世界で、完全犯罪は成立するか?というのが主眼ではありますが。これは現実世界のサポートがあれば、成立し得るという事が判明しました。そして頭の切れる人物がいなければ、という注釈が添えられる必要があります。まあ、探偵小説も頭の切れる名探偵がいなければ、成立し得るわけなので、その点では普通の探偵小説と変わりがないとも言えます。

内容は推して知るべし、なのでぜひとも読んでいただきたいのですが、できるだけ通して読む方がよいのではないかと思われます。私も内容についてここで言及はしないことにします。面白さが半減すると思うので。でも蜥蜴のビルなら、なんで?今説明しちゃいけない理由ってあるの?とほざきそうなので、少しだけ。

これはクトゥルフ神話の傍流を持って任じる小説ですね。犯人は直された玩具だったのです。だから犯行に及んだのだ、ということも出来ます。いやいや、それはおかしいだろう。とおっしゃる方もいるでしょう。それもなお正しい、かも知れません。

まあどちらにせよ、面白いということには変わりがありません。ぜひとも一読をお勧めします。それと、出来うるならば前作のアリス殺し、クララ殺しも読まれたほうがよろしい。実は私も読んでいないので、これから読むつもりです。

ららら~(スクラップスのように踊りながら)

f:id:banri_takahiro:20180904192418j:plain