2009-08-01から1ヶ月間の記事一覧
蝉の死骸踏みつけ歩く夕暮れあなたの科白リフレインする
あなたにはなんにも価値がないけだるく言ったきみ追って走る夏
もしかしたら忘れられてしまったのそんな気のする夏の夕暮れ
迎えにこいとメールくる幻影に歯噛みしてまたうずくまる夜
心の雲吹き払われた気がしてわたし死のうなんて思ってる
ただ虚ろあなたの言葉思い出し晩夏の木々を眺めゆくのは
意味ないと言われ告げるなと叱られても逢いたし逢いたしと思う 悔いのつらさに淡薄紙を貼りあなたの怒りを映す夕闇
愚かしくおのが不手際後悔すただきみに逢いたいだけなのに
ただ上る逢えぬ事など忘れて謝りたいんだ夕暮れる坂 言葉なく君の怒りを受け止めてハンカチ握る季節は巡る