RE:あらかじめ失われた日記

珈琲や紅茶が好きなおっさんです。でも別に銘柄にはこだわりません、日東紅茶とネスレのポーションで十分。

短歌

初夏の風

ニコチンのいと苦きさま思い出し するり鼻先初夏の風吹く 神仏を信心せよと手紙くる 母の心が疎ましい日に ふと目覚め時計見やれば朝の五時 我が側寝にはいずれも居らず

なにかみた

得意だと言いたい程度に口ずさむ そんな短歌は詠めたことない 歌会や結社会合参加して 詠めたらきっと上手くなるのに スランプのプレッシャーなど押し退けて 詠みたいものと白き壁見る 我が短歌(うた)を見ゆる人あり熱望す 褒めてくれろと低く呟く

ゴールデンウィーク後半戦の短歌

黄金と言われし休暇五月晴れ 感じる疎外眠たき午後よ テレビでは渋滞もはや恒例と どこで切っても同じ顔する 独りでは寂しくないか母問えば 我の生きるを寂しと答え

短歌のこと

カアテンを揺すってよぎる初夏の風 下し賜る煙草は苦く 初夏の夕薄いコーヒー飲む窓辺 流れのままに風は吹き行く 時おりは死を望みさえしたものを 今日の夕飯何食べようか #短歌 #tanka

ブログのアプリがよくわからない

どうも、ばんりです。 短歌のシステム組んでた方々のサーバーが、昨今の資金難と運営者負担増のため閉鎖になりまして やればできる、とは言うものの。短歌も推敲したいと思っても、なかなかスマホでは。帯に短し、たすきに長しという感じで。困ったものです…

満月

満月を見上げ指折り考える 君触れた最後の日のこと

受験

不器用に受験のことを考える それを知らずに生きる虚しさ 寂しい時はどうやり過ごせばいいのだろう。 胸がざわざわする時はどうすればいいのだろう。

読めない

短歌の応募って、ネットで公開したものはもう応募作に使えないんだっけ。 教えてもらったのにもう忘れてしまった。記憶力の退化とは恐ろしいものである。 他人の作品が読めない、という恐れがいつも胸のうちにある。 だから歌集や短歌雑誌を手に取ってみても…

疲れた気持ち

今ここに犬や猫などいたならば そう思いつつ冬の窓見る こんな時なんとはなしに思い出す 円谷幸吉が書いた遺書 外出を億劫にする寒い午後椅子にもたれて片目を瞑る

なだめろ自分

ああっ、くそ キスしておけば良かったな 冬の布団で嗤う我居り

居場所

帰ろうよ食卓離れつぶやいていったい我が家のどこへ帰ろう

誰だって

俺のこの気持ち誰にわかるというのか俺だってわかりはしない

コーヒーすすれば

胸割って重い重い黒いもの取り出してしまいたい雨の夜

雨は嫌いだ

夜半激しく降る雨はまるでおのれの心見るよう どうしたら耐えられるのかわからない。中学生のあの雨の晩も、急いで走った曇天も やっぱり用なしだと言われた。 どうしたら耐えられるんだろう。わからない。

良かった探し

つい思う良かったを想うたび朝の日に涙のしずくあり

世界とは

現実を睨み立ち竦む往時は敵と牙剥きしもの

世界 の 見方

良き事もそうでない事も幻とすればさらりと解け申す

幽冥の

早く効け薬よ眠りに導けおまえと酒が安息だから

迷惑とはよく言ったもの

何もせず暗き部屋にて闇を見るおのれひとりがいる虚しさよ

意味ありて

用なしと罵る父の曇天を思い出しては五月晴れ見る

心なき心には

葉桜を揺らす五月の坂道も心のままに色褪せて見え 腐敗せし汚泥をぶちまけたその上澄みを掬うわたしの心 どうでもいいようなものには変わりないけど 今まで生きる上で大事だったりしたんだよ。悲しいな。どうでもいいなんて悲しい。アルコールが大好きなひと…

浅き眠りにて

浅き寝に見知らぬ人の夢をみる息苦しさを覚えた距離は

愚かしさとは

無表情につぶやく言葉はまるで鈍色刃物だよ バカは死ね

いつからか知らずくせつく独り言空に向かいて寂しいという

春の日差しは

倦むばかり明るき外眺め濃いブラックコーヒー飲む昼下がり

ひとりの部屋は

会いたいと言葉を飲んで空見れば疲れすぎてる望月のころ

春の陽

一人座り飲むコーヒー苦すぎる話す間もなく君と別れて 背中眺めたつまらない気分すら君の笑顔は少し救うね

暗い朝に

さめざめと泣いた気がして頬ふれる起き抜けの肌荒い感触

春のあめ

雨音が我責め立てているようで耳ふさぎ臥す誰もいぬ部屋 一言を話す事なく日を過ごす言葉すらいま忘れていくか 傘なんかいらない濡れてゆくからいま君の声聞けたらいいのに

春待ちながら

葉の落ちた街路樹ふれた君がいて初めてわかる春が来た意味 暗い道を歯噛みして今歩く手探りしつつ目覚め待ちながら