雨音が我責め立てているようで耳ふさぎ臥す誰もいぬ部屋 一言を話す事なく日を過ごす言葉すらいま忘れていくか 傘なんかいらない濡れてゆくからいま君の声聞けたらいいのに
葉の落ちた街路樹ふれた君がいて初めてわかる春が来た意味 暗い道を歯噛みして今歩く手探りしつつ目覚め待ちながら
路地裏の汚れ雪は溶け溜まり水何もない空の青映す 音もなく空往くものが過ぎ去れば 明るき日差し目眩むばかり いつもは暗し我が部屋もこの春の兆しの陽にカーテン透ける 明るき陽目を眇めあなたの事を思い出しては立ち尽くしてる
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