2005-11-01から1ヶ月間の記事一覧
ここのところネットで探査機「はやぶさ」の記事を見るのが楽しみだ。はるか3億キロの遠くを飛翔して、2年以上の時間を費やし小惑星イトカワに到達したその動向に興味があるのはもちろんなのだけど、ただの機械にはないような健気さが好ましいのだ。故障や不…
特集の文化系女子カタログを読む。取り立ててどうということはない視点の企画だ。文化系の文化系たる女性たちによって書かれた文章は、なぜか自分たちに向けられる奇異の視線を受け止めるのに費やされているように思う。その中で木村カナの「二十一世紀文学…
待っていた、というと少し気恥ずかしいが、いつ出るのかと結構気を揉ませてくれた一冊。 この巻ではロシアン・マフィア「ホテル・モスクワ」が、ヤクザの抗争に相乗りして日本進出を図るという話が大半を占める。前巻までと変わりなく、脇役がバンバン死ぬし…
何というか、ちょっと表現しようがないんだけれど。非常に作画レベルが高く、よく動いている完成度の高い作品だ。しかし最近のデジタライズアニメにそう言う褒め言葉はふさわしいのか良くわからない。学園を舞台にした「OH!スーパーミルクちゃん」系のギ…
行ってきました。於三省堂。「どんがらがん」にサインをもらって満足。ぜんぜん読んでないから、これから読む本にリスト入り、だけど。ラファティの初出が62年あたりのSFマガジンって言うのがすごいなあ。生まれる前だよ。お話を聞いていて浅倉先生は非常に…
今回のタイトルは舞城王太郎のインスパイヤです。ネットっていやですね、すぐ流行に流される。自分も含めて。もちろん流行は社会の顕現でもあるので、重要なものなんです。わかっているんです。わかっているけど、いやだなぁ。流行を追う事が止められない。…
「えー、今日も今日とてブラック魔王の……」と野沢那智のナレーションが聞こえてきそうな滑り出しの一冊。魔界行、好きだったのにな。菊地秀行はデビュー当時から好きな作家である。朝日ソノラマの作家としては新世代に属するのではないか。いや、今またどん…
amazon:ファファード&グレイマウザー 比較的時代がかったSFやファンタシーが好きだ。書かれた年代が古ければ古いほど味わい深く思う。一九六〇年代なんて、自分の生まれた頃に書かれた話などもう古臭いと思うのだけど、フリッツ・ライバーの「ファファード…