ここのところネットで探査機｢はやぶさ」の記事を見るのが楽しみだ。
はるか３億キロの遠くを飛翔して、２年以上の時間を費やし小惑星イトカワに到達したその動向に興味があるのはもちろんなのだけど、ただの機械にはないような健気さが好ましいのだ。
故障や不具合を乗り越えて複雑なミッションのために｢がんばっている｣と考えてしまうこの感覚は、どの記事を見ても良く現れている。昔読んだ｢きかんしゃやえもん｣に感じたような擬人化を見る人もあるだろうけれど、その感覚とはちょっと違う、機械自体への愛おしさなのだ。
もちろん擬人化で萌えるのはアリだと思いますが。
その健気さを、私はキュートと表現したいな。
さて今回は、アニメ版英國戀物語エマのサウンドトラック。
これもまたキュートとしか表現できないメインタイトルが心地よい。
作品は私の好きなビクトリア朝を舞台にしていて、絵柄も好みである事も影響しているけれど、それとはべつにしてもなかなかいい。
アニメの展開は少し古風だが、これは時代背景をよく当てはめているというところだろう。ハープシコードなども使われるゆったりした曲調が、作品の雰囲気によくあっている。技巧は凝らしているが、シンセを多用しないアコースティックな音が良いのだ。
アニメと離れても、耳に心地いいアルバムだ。
youtubeで公開されている「はやぶさ｣のミッションムービーに合わせた物がいい感じ。
