RE:あらかじめ失われた日記

珈琲や紅茶が好きなおっさんです。でも別に銘柄にはこだわりません、日東紅茶とネスレのポーションで十分。

ウクライナ対ロシア(怪獣大決戦的な)

この戦争が始まって一年経つ。

双方に弱点があるが、それを攻めきれなかったのがこの戦争の弱点だと思う。基本的に現代戦は作戦統合本部を叩くのが重要だ。頭を潰してしまえば、陸海空を統合する幕僚本部だけ残り、意思決定がむつかしくなる。ロシアはウクライナへこれを行うべきだった。だが、前線統合本部(そんな物があれば、だが)を攻めきれなかった。

そのうえ後方を叩くことが戦術上重要なのだが、ウクライナは遠方を攻撃する手段を持たなかった。自国領を守る程度の戦力しか持たなかったのだ。しかもロシアは後方が広大すぎる。

対してロシアは不手際が目立った。兵站線を潰される嫌さにカタツムリじみた進軍をしていたのは間違いだった。それこそ電撃戦の要領で占領地域を広げていけばよかった。相手が、レジスタンス化に落ちるまで領土奪取をしていればよかったのだ。今頃になってようやくそれに気づいた感があるが。

 

 

この戦争が、領土割譲ですむのか、全面降伏に至るのかはまだわからない。けれど一つはっきりしているのは、まだまだ血は流れる、ということだ。