RE:あらかじめ失われた日記

珈琲や紅茶が好きなおっさんです。でも別に銘柄にはこだわりません、日東紅茶とネスレのポーションで十分。

第一の夢

私はどこかへ旅立とうとしている。
供には博徒風の男と、声だけしか出てこないが、おきゃんなセリフ回しの女性。
周囲には七つ立ちらしいちょんまげの男たち。
してみると、時代劇のような設定の夢なのか。
夜が明けているので、時期は夏らしいことがわかる。
板塀に沿ってしばらく歩くと木戸があり、そこでは旅立ちを祝う人(庄屋?)が酒を振舞っているのが見える。
博徒風の男が飲もう飲もうと言って、声だけの女性にたしなめられている。
木戸からは波の音が聞こえ、声だけの女性が酒を振舞っている人に何かを問うと、
その人物はこの灘の名の由来などを話すが耳に届かない。
木戸から覗くと庄屋のような人の背後に、視界いっぱいの青空と、津波の前のような干上がった海。真ん中には海底山脈のようなものが沖まで続いているのが見える。
強く吹く風に頬を叩かれながら、私はその光景を眺めている。