2010-03-07 たまゆら 音楽 胸元に薄紅の 貴方のかたちぞ残れり 唇に面映き 艶々の夜の香は今昔 徒らに時は流れ 便り無き花は枯れてゆく 言をなす人も無くに 水面にまたひとしずく 水色の玉響(たまゆら)ぞ 何故この身に幾度と 一人寝の寂しきに また衣を濡らす 文無きや文無きや 思いはまだ遠く 山の端に久方の 色濃い陽が出づる 清か