人生って？

そんな曖昧模糊とした問いが脳裏に浮かんでは消える。

意味ないのに。

結局感情か理性か、みたいな対立項を弄んでいるから、何も答えは出ないし、出たとしても古臭い答えなのだろう。

人生に意味はない。価値を認めるものにだけ、価値の輝きがわかるだけなのだ。

人生の輝く春はしかし短く

夏は猪突猛進をよろこび

秋が深まれば落ち葉に物悲しさを覚え

そして、冬は誰も皆北風に身をすくませて歩いていくのだ