2007-09-14 足跡 過去日記 創作 足跡を辿ると、その背中が見える。見慣れた顔は見えず、その背中だけ。手を伸ばしても、届かなくて。会いたかったよ。会いたかったよ。そう、つぶやく。心に空いた虚空に向けて、言葉をかけてほしいのに。願っても、その人は立ち去ってしまう。何かを強要することはできない。会いに来てくれるだけでも良いのだ。けれど。話したい。声が聞きたい。できるなら、笑顔をみたい。そんな不遜な願いを抱く。足跡をみるたび、願う。