RE:あらかじめ失われた日記

珈琲や紅茶が好きなおっさんです。でも別に銘柄にはこだわりません、日東紅茶とネスレのポーションで十分。

Doblogが閉鎖してしまうこと。

久しぶりにDoblog側の更新をしたのだけれど、そのうち消えてしまうので
ここにも書いておく事にしよう。


去年の末にはてなへ引っ越しを告知して以来、Doblogは放置していた。
2月になってふと思い出しデータの引越しも考えなきゃならんな、と見てみたらあの障害発生である。
ウェブサービスとしては存外なショックを受けたものだった。
そしてずっと以前、まだドブログを使い出した頃に疑っていたことを思い出した。運用に関する問題だ。
まあベータサービスだしあまり無理を言うのも、とあの頃は考えていたがどうやらそれは企業側も同じようなのだった。


ドブログ編集部の告知によってニュースになりブログや掲示板で書いている人もいるが、あまりにお粗末な内容だとはNTT側は考えていないのだろうか。

バックアップデータが復旧いたしました。

などとトップページには書いているが、とりあえず記事を書ける状態、データを引き出せる状態にしたと言うだけである。
http://www.doblog.com/weblog/portal.do?method=portal


その上ログは非常に中途半端なものであり、戻すのにえらく手間がかかってうんざりさせられた。
一部ではあのデータは単にRSSのものだと言う憶測が流れたけれど、実際はどうなのだろう。バックアップというなら冗長性を重視するはずだから、そのバックアップが無いという時点で疑いたくなるけれど。
画像データも圧縮データで紐付けされていない。あれは復旧ではなく、単なるサルベージだと表現するものだと思うのだが、違うのだろうか。
そこに至るまで2カ月以上を費やし、会社として恥を晒していた事を理解しているのだろうか? と不思議になった。
しかも

Doblog開設時の目的である、ブログシステムを構築するための技術的知見、およびコミュニティサービスを運用・運営するためのノウハウの蓄積については十分に達成できたものと考え、サービスを終了するという判断をいたしました。

これはいくらなんでも、取り繕いすぎではないか。
こんなに長期間すっとばしておいてノウハウが蓄積できたとは、誰も信用すまい。
しかも技術的な問題を認識した上で終了となれば、尻に帆をかけたなとしか私は思わない。
ましてや閉鎖はこの告知から一ヶ月足らずしか準備期間が無いのだ。


去年思い立って引っ越したのも、あまりにドブログが使いにくかったからだが、今となっては巻き込まれなくて本当に良かったと安堵している。
はてなダイアリーでも難民受け入れを始めた事を告知していて、ちょっと笑ってしまった。