我々は狂気に蝕まれる事に、ロマンスを感じているのではないだろうか。
同じく死についても。
本当の姿を知らず、また知ろうとせずにいるのではないか。
生きているから、知ろうとするからロマンを感じるのではないか。
そんな事を考える時、スペースバンパイア - Wikipedia を考える。
登場人物の一人、死を研究しているハンス・ファラーダ教授を思い出す。死とは失われるのではなく、すべてが一体となる豊穣な世界への旅ではないのか、というなんかエヴァンゲリオン旧劇版のゼーレのセリフのような事を言ってたよね。原作とは印象が違うけど、これはこれですごい好き。
唐突に、スペースシャトルに新型エンジン積んでハレー彗星に行っちゃう冒頭とか、ロンドンがヴァンパイアの跳梁跋扈にあって、死都になっちゃうところとか。
平野耕太のヘルシングでも同じようなロンドンのシチュエーションあるけど、参考にしたのだろうかなあ、と思われる。
誰が監督だったか思い出せず、調べたらトビー・フーパーが監督してたんだな!すごいな、道理で好きなわけだ。音楽がヘンリー・マンシーニなのもすごく好き。