違いを吸収して全体を均一化すること。一般的にノーマライゼーションというと福祉関係の言葉だと思われるが、実際は集団全体の均一化を指す。
同調圧力、などと呼ばれる社会的圧迫は、このノーマライゼーションに侵された思考形態だと思われる。
政治的ノーマライゼイションは、その考え方から少数派と多数派が違いを克服するというようにも受け取れるが、実社会に置いては多数派の取り込み工作を見ることが多い。
それは思想信条の均質化であり、少数派が社会的リスクを選ばない選択を差し出すことである。
人類が社会的にノーマライズを行ったらどうなるか、という問いにはオーウェルの1984やブラッドベリの華氏451度を読むとよいだろう。
管理社会的均質化がまかり通る、そんな恐怖を覚える。
と、まあこんな事考えながら寝ると、ほんと悪夢見ますね。