2011-09-01 残暑に 短歌日記 蝉の鳴く声に惹かれて自壊する己の心思い馳せれば 己の心が壊れていくような恐怖感がいつもある。 ちょっとしたことが大きな問題のように感じられて、耐えられない。 己が悪いのだ。 そんなふうに考えることはないのだ。 そう、宥めてみても恐怖感やおぞましさは去らない。 自分が悪いのだ。今の状態に覆いかぶせてしまうのが楽だからそう、結論づけてしまう。 結局自分の楽な方向へ行こうとすればするほど壊れていく。 もうちょっとましな人生もあっただろうに、と己の愚かさを呪う。