ここ最近アクセス数が日に40件ばかりを数える。
更新もしてないのに覗きに来てくれる方が多いのだと良い方向へ考えております。
閲覧してくださる方々には深く感謝致します。
しかし隙間が開いちゃうと書く事を忘れて行ってしまうものですね。どなたかにトラックバックしたいなとか思っていたのに、何を書くべきだったのか私の思考の網の目からは、すっぽりとすり抜けて行ってしまいました。網の目大きいのです。思い出せればよいのですが。
ごめんなさい、怠惰な日記で。(苦笑)
そんなわけで、今回はまあどうでもいいような個人的な事柄を書く事にします。
仕事の関係で、今春を予定していた小説のお教室入学が危うい。どうしたものだろう。まあ時間が取れないのならどうしようもないのだけれど、行けないのは非常に残念だ。
シジジイの文章批評は毎回腹立たしいものがあるのだが、あまりに的確なので言い返せない。文章表現の確かさ上手さを学ぶには名作を読め、読書量が足りないし偏っているから上手くならないのだと言われているが、これも納得する。
しかし書いた物を酷評されるたびに歯を食いしばっているものだから、ならば同じお教室へ通って講評を聞いてみようじゃないかと思ったのが始まりなのだが……。なんともうまくいかないものだ。
最近の読書日記
「明楽と孫蔵」森田信吾
リイド社の時代劇コミックス、いわゆる劇画である。幕末期の江戸廻り公儀隠密が主人公という活劇もの。
この人のおそらくデビュー作だと思うのだが、やはり幕末物だったのだがあんまりにもぶっ飛んだファンタシーな作品だったのがきっかけで覚えていた。
この作品は剣劇もきちんとしているし筋立てもこなれていて読み応えがある。まあ誤謬も目に付くのだけれど活劇と言う事でそこら辺には目をつぶれる出来。キャラクターも悪くないが、女性がどうも浮いているのがいただけない。セクシーに描けているんだけれどね。
「ある首斬り役人の日記」フランツ・シュミット
原著は1801年に出版されたもの。原著者は16世紀後半の人。
刑吏であるフランツ親方が死刑や刑罰の実行を日記として書き残した物を発掘して出版している。これが非常に面白い。風俗も書かれているが、刑の内容や死刑に到るまでの事実を克明に描いている点で興味深い。事実であるがゆえに罪深い人の心理まで読ませるように思われる。
現代、猟奇的なとか異常な犯罪だとか報道が隠そうとしている犯罪の暗部なんて、昔はなかったように皆は言うけれど、そんなもの文化の衣を覆い被せただけなのだ、と読後強く思う。