RE:あらかじめ失われた日記

珈琲や紅茶が好きなおっさんです。でも別に銘柄にはこだわりません、日東紅茶とネスレのポーションで十分。

プライドの高い老人ほど始末におえないものはない

私は以前の記事でも書いたように、後縦靭帯骨化症の副作用として、下肢麻痺がある。歩行には杖が、それも両手に必要で、歩行困難者と認定されている。

加えて自宅の風呂は、風呂桶がデンと置かれており、風呂の縁が私の腰ほどもある。それを乗り越えて風呂に入ることは全く難しい。

なので、地域ケアマネージャーに介護施設を紹介していただき、お風呂に入ることを前提として、週一回介護施設に通所してお風呂に入っている。

全くの余談だが、自宅では湯船に入ることは出来ないが、かけ湯でお風呂に入ることは出来るが、シャワーが使い物にならないので、自宅では週一くらいしか入れない。だいたい週三くらいがスケジュール的に決まっている。

 

それはともかく。

デイサービスというのは、介護の必要な歩行困難者や、合わせて老人である事が問題となる人々を預かり、家族や介護者に休憩を与えるためのサービスである。

私くらいでは父母くらいの御年70,80歳のご老人たちと一緒にいるはずもない。なのでいろいろと話すことがある。そんな中、腹の立つことがあっても笑ってごまかす事がある。人を小馬鹿にするタイプの老人とは、相容れない。

例えばみんなでトランプをやろう、ぶたのしっぽをやろうと誘うといそいそとテーブルに来るわりに、手札を持たせると、「何をするの、ぶたのしっぽ?わっかりませーん!」と人の神経を逆立たせる口調で、自分の番には毎回そう言う。

わからねえなら来るんじゃねえよ…と思うのだが、孤立するのは嫌なのか、ゲームに入ってくるのだ。そのため、そういう「わっかりませーん」には毎回不快感を覚える。

ただ、そうした人はムカムカするだけで、実害はない。問題はプライドが高い老人だ。少しでもバカにされた(そんな事実はない)のに、いきなり怒り出す老人が一番面倒だ。老人で、障害を持っていて、自分はいたわってもらうのが当然、と思う老人は少しでも蔑ろにされると(事実は少し待ってね、という言葉)とんでもなく怒る。

老醜とは、この事かなあ、と思うことしきりである。