Twitterで初めて教えていただいた。
wikiにもあまり記載のない作家で、よくわからないのだがおもしろい短歌を詠む人だなと思う。
金にては幸福はもたらされぬといふならば その金をここに差し出したまへ
これを教えてもらい、膝を叩くとともにニヤニヤと笑ってしまう。
そうだよ、金で幸福が買えないなら、それは愛でしか買えないということではないか。
そしてその愛すらも、金で買える。
この世に愛でしか買えないものは確かにあるが、その愛自体を金で買えるなら、全ての上位互換の価値が金だということになる。経済は愛をも計算できるということになる。例えて言うなら生命保険は愛を金に換算するということではないか。
ここで風雲カブキ伝の黄金のカンビエの歌が蘇る。これは1993年7月10日にハドソンから発売されたPCエンジンSUPER CD-ROM²用コンピュータゲームソフトである。歌うは永井一郎さん。
”楽しいぞ楽しいぞ お金があれば楽しいぞ
この世はお金で何でも出来る
叶わぬものは無い無い無い ないない”
そうなのだ。自らを社会的だと表するならば、それは経済観念の発達が為されているということなのだ。
そんなわけで、興味が湧いて安立スハルさんの歌集を買おうと思ったら、全歌集が2万とかする。
高価ェ!買えないよ、それは…どうしたら良いものか。