RE:あらかじめ失われた日記

珈琲や紅茶が好きなおっさんです。でも別に銘柄にはこだわりません、日東紅茶とネスレのポーションで十分。

2024-06-01から1ヶ月間の記事一覧

日常詠

日常を切り取ってみても共感を 抱かす時間なかりせばとは ほめられた記憶は心当たらずに 思い出を切るホワイトノイズ 若き頃友の学舎隣席に 我が居ればなお良かったと (長年の友に言われた言葉) 思い出す大喪の礼雨の日に 布団かぶってテレビ眺めた

梅雨らしくあれ

香煙を味わう事を止めてから 雨の中吸う煙草が恋し 梅雨時は本読みながらシガリロと 酒味わいつ過ごしたいのに タバコには心刺すよな思い出が 忘れられたらいいのだけれど 死にたいとこぼれた雨のひと雫 我が身を殺すタバコもなしに

折に触れ思い出すこと―諏訪湖畔にて―

始発にて訪ね行くさき諏訪の地へ 列車に揺られ昼過ぎに着く 初夏の風湖畔のレンタル自転車で あれこれ巡り五時間を漕ぐ 諏訪大社詣でて春の宮行けば さすがに尻の痛みがつらく 帰り道高速バスを予約せり 来てよかったと寂しさ覚え たった一日のバカンス楽し…

失なわれた時を求めて

プルーストが物した小説…以外この小説についてまったく知らない。知らないことは恥じねばならないが、何を恥じたら良いだろう。困った。基礎教養ではなかろうし。 だがしかし、機甲創世記モスピーダのオープニングなら知ってる。あっちは「失なわれた伝説(ゆ…

日記は書けずお菓子を食べる

出来損ないの自分が嫌い。

明日という言葉が嫌い。

カアテンの隙間から今朝も朝日差す 望んだ色の見えない部屋に 愛してる言いたい彼女今は去り 今ひとたびのキスがしたいと 退院を待ってくれてたあの人は 終わった恋よ告げて去り行く 塞ぎ混み部屋に籠って短歌(うた)詠むと 耳鳴り止まざり夢のごとくに

すみません、今日は駄目みたい。

明日にご期待下さい。(明日があればいいけどな!)

夢のような老人の家。

毎日、日記書こうと決意してみたは良いものの。書けない。書くネタがない。 毎日書ける人はいったい何を書いているのだろう。私は、なんだか同じような事ばかり書いてる気がしてならない。 それにしても、老年の女性というのは、なんでああも話好きなのだろ…

日常詠-コーヒー四首-

コーヒーが切れて1ヶ月(ひとつき)時が経ち 心の支え崩れる気がする 夜更けには香りと味を思い出す 馥郁たるやか黒きコーヒー コーヒーを購う一時(ひととき)白日夢 深く爪噛み血の滲みたり 白湯含み味気無さまで飲み下す 喉刺す熱きコーヒー求める

アクセス数

もっとみんなに見てほしい!と願っているわりに努力の伴わない弊ブログですが。なんか常連さんはいるのか、それともご新規さんが入れ替わりで見てくださるのか、よくわからないのであります。 だいたい月に100アクセスがあれば良い方なので、定着層がいらっ…

空腹は疼痛のように感じられ

雨の朝空を切り取る水溜まり 時は過ぎ行く人も去りゆく 我が耳に蝉住み込んでいるような 憂いささやく高く低くと 空腹は疼痛に似ると思わるる 慣れる事など出来もしないと 窓叩く雨の音すら楽しげに 予行演習夏の訪れ

今日はスパゲティー

施設の食事で、久しぶりにスパゲティーなんか食べた。一年以上食べてなかったんじゃないかな、ミートソースのスパゲティー。ありふれたもので、ソースはおそらく缶詰めか冷食、スパゲティーも茹ですぎてデロデロ(笑)それでも嬉しかった。量が不満だけど、仕…

そして二人は楽しく暮らしたよ

めでたしとそっと二人はつぶやいて 終わらぬ歌を奏で出すのだ 人生が酸いも苦きも抱き合い コーヒーならば愛せるものを 寄るべなき幼な子のごと涙して オテントウサマ雨を晴らして (オルクセン王国史より)

朝日仰ぎて

カーテンを引き開け浴びる朝陽より こころ揺さぶるちから受け取る つかの間の雲引き裂いた夏の陽は ハンマーのよう我が身殴らる ドーナツを食べて甘しと呟いた 人の好意に生かされる我 陽の沈む坂の光景思い出し ゆっくり下った夏の始まる (ゆず夏色より着想)

びっくり仰天ジャンバラヤ

なにかと言えば、今日の昼御飯なのである。ジャンバラヤだったのだが、廊下をやたらスパイシーな匂いを振りまいていて、硬く閉じた心がもしや、と期待に膨らんだ。 席につき食べてみて、ガッカリするかとおもったのだが、そんなことはなかったぜ! まあもう…

雨雲の上には太陽がおり

アラームは朝のまぶたをこじ開けて 転倒してた悪夢も消える 目覚ましに白湯を注いだカップ持ち 死を願わずにおられぬ自分 憂鬱をつぶやく雨だれの音が つかの間耳鳴りを忘れさせ

夏至祭を祝え悲しき衆生ども

我が街も梅雨の予報が伝え出す 六月の憂い空模様なり 生ぬるい風にたなびく煙吐く 曇天のもと空へ帰るか 大切な何かを抱いて歩み出す たった一歩で忘れ果てても

日記を書くタイミング

人生で大事なことは、タイミングとC調と無責任 と、彼の大コメディアン植木等氏の歌にもある通り、タイミングは重大なファクターである。まあ私の今の生活にはそう重いものではないのだが。 日記を書くのはいつ頃がよいか、ちと悩む。一日のルーティンを済ま…

情けは人の為ならず

小腹空き到来ものを有り難く 拝みつつ食べ畏こみ申す 無償の愛とは与えるものだから その刹那さえ夢かと思う 誰も皆他者に優しくなれる時 熱き飲み物与えるときか いつの日か私も人に分け与え 優しい世界を作れるだろうか

母来たる

ずっと離れている母親が、今日会いに来てくれた。 いろいろ雑多な配事があり、相談というか愚痴話をしたいという。まあ何にせよ頼まれてもできないので、聞くだけは聞くよ、というスタンスで会った。溜まった鬱憤を聞いたのだが、話すうちに心が楽になったの…

宵更ける

今日はまあまあの味わいの御飯だった。メンチとか好みのおかずだったし、味付けも悪くなかった。 肉を食べると、元気になる気がする、のはなぜだろう?好き嫌い関係あるのかな。 自分で料理したい、と思ったが、一人暮らしの頃だってレトルトばかりではなか…

夕暮れ

夕暮れの陽射し浴びたる鉄塔は 少しの風に揺らめく気配 夕暮れは夏の気配に満々て もうすぐそこに夏至は来たりぬ 夕暮れを眇め眺めつ道行けば サハラ砂漠の夢を視ている

うれしい贈り物

コーヒーも底をつき、何も娯楽のない私に、Amazonギフトを贈ってくださった方がいた。なんとなんと、ドーナツが三つ届いたのだ!!うわあ、嬉しいなあ! これは希望数量一つだったので、お三方から贈って戴いた事になる。もしかしたらお一人で三つ贈っていた…

日常の夜

泣き言を言うまいとして爪噛みし にじむ血の色鮮やかな赤 妄言を信じて生きる人たちに それを指しても意味などは無く 白湯含み飲み下しては息を継ぎ 今日も終わりと唱えて涙 風呂上がり髭当たらんと鏡見る 窓の外から飛行機の音

リハビリを受ける私

私は、週イチでリハビリを受けている。後従靭帯骨化症の後遺症で、全身のしびれと下肢の麻痺があるのだ。去年倒れたことで、症状はさらに悪くなった。 まあこの辺は過去に書いたから、今はもういい。倒れた経緯とか読みたい人もいないだろう。いたら書くけど…

水槽を泳ぐイモリ今はなく

水槽を買って揚々設置する ショップで見つけたイモリを飼うか イモリ飼い餌を与えつ眺めては なぜ愛でるかを自分に問うて 混泳をさせたく思い水槽に メダカ入れればイモリが喰った 緊急の入院より帰りつけば 水槽の中イモリ干上がり

老人ホームの日常

またぞろ老人ホームの話だ。 老人はなぜせっかちで、我慢が利かなく、自分の要求は必ず通るものと確信しているのだろうか? 今日の昼飯の話である。職員に体調不良者が出たので手が足りない、昼食は順次出すと説明があったにもかからわず、早く飯をくれと要…

夏至祭の頃は空が明るく輝いて

白湯注ぎ熱さのままに飲み下す 夏至待ちかねて空の色みる 我が手には夢も希望も在りはせず 心安らぐ薫りすら無し TVの紀行を見ては胸苦し 私ももっと歩きたかった

日記なんだから、毎日書かなあいかんじゃろ?

まあ中身はタイトル通りな訳で、卑しくも日記と謳うなら日記を書かねばならんだろうと思う。今んとこ毎日書いているのは短歌だし、それも気を抜くとつい二日三日は開けてしまうだらしなさ。思った事もだらだら書きしてしまうし、最近はリハビリのせいか早朝…

朝の光を浴びるまで

燭光を浴びつつ朝日思う夜 耳鳴り止めるすべさえ知らず 吸っていたタバコの味も忘れ果て 監獄に住むつもりはないぞ コーヒーの苦さ脳裏に思い出す 明日の朝に希望もあれど