RE:あらかじめ失われた日記

珈琲や紅茶が好きなおっさんです。でも別に銘柄にはこだわりません、日東紅茶とネスレのポーションで十分。

2024-06-01から1ヶ月間の記事一覧

胸掻きむしる

蜻蛉の羽を掴む愚行とは 友に別れを告げることかと 衝動の殺意にも似た執着が 海辺に流れつく午後八時 彼の人も時おりは我思い出すと 願いにも似た思いを馳せる

タートルとトータスの違い

リクガメの伸ばした足は逞しく 梅雨の入りすら詮なきことよ タートルとトータスの意味知らなくて テーブルの英辞書めくる風吹く カーテンをそっと開けば夏の風 身じろぎもせず鉄塔は立つ 我が手にはなにも残らず朽ち果てる それは運命行く道の末

雨の降る街の風景

昔書いた小説の題思いだし ナルシストよと舌打ちすれば 気がつけば心うつ向く空を見る そこは雨降る街の風景 ハガキ書きいまは忘れたあの人へ 届けたいのに住所も知らず 今だって一目だけでも会いたいと 息止めてみる夜の淵から

入梅はいつも鬱々と

TVの気象予報は気が晴れぬ 大粒の雨降りゆく窓辺 ライト切り部屋を真暗くしてみよう なくした我の願い叶えと こんな日はコーヒーと煙草喫して 茫としたいと壁を眺めつ

遠雷の夕べより

開け放つ窓辺を打てる遠雷は 我が心より発しているか 梅雨の空雲に映りし雷の あの先にある夢思いつつ 発雷のおどろおどろな響きこそ 今の我が身に欲しいと願い かみなりが呼んだ一粒雨よ降れ 流してしまえこの感情を

梅雨の狭間で

窓開き緑風受けて寝そべりぬ 梅雨の狭間は夢見て過ごす 書棚眺め読み返したい本はなく ふいに煙草を喫したくなる こんな日は暇をつぶしに電気街 遊び行きたし小さく願う あの街のコーヒー店に行きたいと 願えど叶わぬ我が足憎む

モバイラーとしての歩み

これは何回か書いてあるのだけど。 私がモバイルデビューを果たしたのは、東芝のリブレットM100だったかな。通勤途中や会社で使っていた。充電池の変更やHDDをコンパクトフラッシュメモリに換装したりして、いろいろ改造したり、外持ち出しでかなり遊んだも…

自由を求めて

我が旗は自由を求め空を衝き 心のなかで翩翻と鳴る 要らぬ子と父の怒声を思い出し あの日より我心張り裂け 我が心の奥底に父ありて 怒る時にはその影を見る