RE:あらかじめ失われた日記

珈琲や紅茶が好きなおっさんです。でも別に銘柄にはこだわりません、日東紅茶とネスレのポーションで十分。

2012を観る

Amazonでちょっと手が滑って、レンタルしてしまったので観た。これ昔見たことあるなあ…いつ観たんだか忘れたけど。ディザスターきらいじゃないからいいけど。

で、ムービーとしては良く出来てるんじゃないかな。感情移入してハラハラするということはないんだけど。ロバート・エメリッヒの作品はいいのが多い。

物語は直線的だし、主人公は何度も死ぬような目にあってるけどくたばらない。感じ悪いおっちゃんが途中から絡んでくるんだけど、最後は良い人になって死ぬ。良くも悪くもハリウッド映画だな。そして主人公の片割れの博士、残された人も救うべきだ、って何度も主張するんだけど、人類滅亡とかの場面で何でそんな事言い争ってるの?って感じ。ヒューマニティはいいけど、ノアの箱舟製作とか知ってれば、絶対救えないでしょ。人類種を残すのが目的なのに、無理したら生き残れない。

だからこの博士の言動は薄っぺらいのよね。大統領に向かって国民には知る権利がある、とか定員の決まった船に避難民を載せろ、とか。苦渋の選択の末に決まったことをひっくり返すなよ。911で火災の苦しみのあまりビルから飛び降りる人がいたのを助けろって言うようなもの。それ無理。出来ないことは出来ません、っていうのが分かってないのだよね。そういう言動で毎回つまずくので、イラッとしたりしました。

 

でも視聴中コーヒーに手を出すこともない、目が離せない映画で、まあ面白くはありました。観ても損はないよ。

船が頑丈だ、とかこんなでかい船の建造に電動丸のこ使ってるとかちょっとおかしくない?とか思いますが、色々つじつまが合わないところは、目をつぶってやりましよう。