RE:あらかじめ失われた日記

珈琲や紅茶が好きなおっさんです。でも別に銘柄にはこだわりません、日東紅茶とネスレのポーションで十分。

ディズニーのブラックホールを観る

この映画に登場するロボット、マクシミリアンとヴィンセントのフィギュアが発売されると聞き、ふと気になって昔観たイメージとどう違うかも検証する意味で購入してみた。

程度はどうでもいいので安い中古を探していたら、510円という破格値でアマプラに出品されていたので、喜んでポチった…が、届いて分かったのだが、これ英語版…日本語吹き替えはない。英語はなあ…と思ったけれども、聴覚障害者の方への配慮か、英語版字幕があり、英語がからっきしな私も、何とか雰囲気を掴むことは出来た。

さて、トロンとかディズニーの初期のSFX映画は、変なのが多かった印象なのだが(ドラゴンスレイヤーはいい方に転がった変な映画)、これも劣らず訳がわからない。

ブラックホール探索を決めた天才ラインハート博士がなんで自分の宇宙船ごとブラックホール入りするのか?いやまあ主人公たちが船内で暴れたから仕方ないのは観てわかるけど。ブラックホールの超重力を遮断できるシステム、まあ反重力ですね。それにある程度の距離ならブラックホールから離脱出来るほどの高出力を発生させる“シグニウム炉”を開発したんだとか。

こういう人なら、ドラマの中でかなり重要な意味を持つ人工自我を持ったロボットがあるので、そういうのに調べさせればいいのに。反重力実用化されてる世界なんだからこんなの当たり前に考えつくと思うんだけど。

それに終盤、炎の燃え盛る地獄じみた場所でマクシミリアンの中から覗く博士、ブラックホールからホワイトホールへ脱出した主人公たちの時空の歪められる情景(そういう説明は一切ない、画面で察しろ的な)、というほどではないものが流れ、明るい惑星へ向かって飛んでいくエンディング。取り敢えず脱出できてよかったね!的な。

2001年宇宙の旅とか連想するけど、この頃のエンターテインメントって、思索的考察されたんでしょうかね。

トップを狙え!でもオマージュされたブラックホールに沈む宇宙船はかっこよかったです。

でもブラックホールは見た目三次元なのでそんな空間輪切りにしたみたいな、表現はやっぱりちょっと馴染めないなあ。