RE:あらかじめ失われた日記

珈琲や紅茶が好きなおっさんです。でも別に銘柄にはこだわりません、日東紅茶とネスレのポーションで十分。

しゅらしゅら修羅場2

取り敢えず彼女の怒りも解け、なんとかご機嫌よろしくなったスキを見て、2番めの彼女に告白されちゃってさー、と冗談めかして、実は恐る恐る報告した。

すると彼女はいいじゃん遊んであげなよ、そしたら飽きるでしょ、と大らかにして気にしない風だった。彼女にはできるだけ正直でありたい、と思っていた私は胸をなでおろした。だが、その安心は早々に崩れることになる。

2~3回デートでもすれば飽きるか、と思ったが、その度毎に距離を詰めてくる。一度など夜の横浜市役所のベンチでキスをせがまれた。

実を言うと俺には好きな人がいて、その人はちょっと遠くにいるのでなかなか会えないのだみたいなことを言って、ぼかしながらもう君とはこんな関係は続けられないと言った次のデートだった。

2番めの彼女に子供扱いしているのだと分からせるために、ついには横浜はみなとみらいの大観覧車に乗った時のことだ。

わざわざ向かい合わせに座ったのに、観覧車が動き出したら、横に座ってきた。オヨヨヨヨ。わあキスしてきた。

拒めない俺って流されやすいのだなあ。と実感した。

 

それからはエスカレートする一方。バレたらどのようなことになるのか。彼女の怒りに怯えながら、セックスまで持ち込まれてしまった。言い訳させてもらえば、私はする気はなかった。彼女が誘惑してくるから…言い訳も甚だしいなこれ。

そしてついにバレる時が来る。