RE:あらかじめ失われた日記

珈琲や紅茶が好きなおっさんです。でも別に銘柄にはこだわりません、日東紅茶とネスレのポーションで十分。

しゅらしゅら修羅場:承前

文芸サークルにはいって数年後、ということは本命の彼女と出会って5~6年後。

同期の女性Kから付き合わないか、と言われた。そーゆーのはちょっとなーと言を左右していたら、彼女からいいじゃん、少し遊んであげなよと言われた(このパターンばっかり)

仕方ないので、取り敢えずディナーを食べて、ホテルのバーに飲みに行った。ウェスティンなんぞ行ったことなかったが、Kが知っているというので。ホテルのバーとかあんまり行ったことなかったんだけど、ピアノの生演奏とかシャレオツな空間でありました。

そこで自分が出来上がってしまっては困るので、軽く飲んだのだがKがしたたか酔ったようす。適当なところで切り上げてタクシーに放り込んで帰らせようとしたら、シートをバンバンと叩いて乗れという。

タクシーを待たせるのも困るので、取り敢えず乗った。

Kの家についたところで、送り届けたので帰ると行ったら、少し飲んで帰りなよと誘う。流されやすい私はそこで帰ればいいものを、じゃあ少しだけといって上がらせてもらうことにした。

今となってはkの策略なのか偶然なのかはわからない。おそらく策略なのだろうかと思う。お風呂入って、と言われて躊躇しながらお風呂に入り、服を着ると、スコッチウイスキーと氷が用意されていた。この時点で、まだ帰るつもりだった私は、そんなに飲まないよ、といってツーフィンガーくらいを舐めるように飲んだ。

そうしたら男らしくない、飲むときはガーッと飲め、と言われて、飲んでいたら目が回ってしまった。

気がつくとクイーンサイズのベッドに寝かされていたので足元の方に丸くなって寝た。

翌朝、起きておはようといったら、悲鳴を上げて洗面所へかけていったのが面白かった。女性は大変だ。

本彼女からはメールがドチャスカ入っていて、悪い方に正直な私はkの家に止まったが、何もなかったことを報告した。すると本命彼女の怒るまいことか。嘘ついたほうが良かったと思わせる怒りようだった。それでもメールする返事してくれるので、許してくれるのかというと、そうでもない。

よくわからないのが女性なのかもしれない。

 

その後kは文芸サークルをやめた。やっぱり居た堪れないのだろうと思った。そういう私こそが厚顔無恥なのではないかと思う。