2007-09-12 見つめる 過去日記 創作 壁を見つめる。白い壁に視線を据えて見つめるけれど、そこには何も見えない。舞い散る埃が差し込む陽光に透かして見える。その動きはランダムで。目を閉じてその闇を見つめる。虚空を見つめる。部屋の電気を消して真っ暗にする。見えていたはずの光景を見つめるが、その闇はふるふると震えて。見つめる。けれどその視線の先には何も見えない。