表題について、読書メーターとかやってないので、ブログで感想を書くことにする。
「ええ!?あの有名な読書メーターをやってないの?」
うん、今まで必要がなかったからね。それに読書感想文を書くのが、僕は苦手なんだ。
「じゃあ、何が得意なの?…でもまあ、そこのところはいいや。それで、この本…ドロシィ殺し、だっけ?どんなお話なの?」
主人公はオズの魔法使いの世界に迷い込んでしまうんだ。ちなみに姿形は蜥蜴だよ。そしてブリキの樵やライオンや案山子と旅をする女の子、ドロシィに出会う。
「ふーん。オズの魔法使いってよく知らないんだけど、物語は面白そうだね!」
実際引き込まれるように面白いよ。オズの魔法使いは映画でも小説でも体験できるから、君も読んだ方がなお、面白いんじゃないかな。
「それで、ドロシィはなぜ殺されちゃうの?」
核心をついてくるね、蜥蜴のくせに。そこのところは秘密だ。
「まだ読んでないの?」
うるさい。読むたびに邪魔が入って読書を続けられない苦労なんか、君にはわからないだろうさ!
「うん、わからないけど、早く読んだほうがいいと思うよ」
君は時々痛いところをついてくるな。重々わかってるよ。けど、このお話はとても面白くって、まるでスルメみたいな味わいの物語なんだよ。
「スルメって海産物でしょ。海産物ってよく知らないけど。おいしいの?」
ああ美味しい。残念だね、君が味わえなくって。
「他に食べるものはいっぱいあるから、それ一つくらいは食べなくてもいいかな?」
お前それ言っちゃおしまいだろ!
取り敢えず読んだらまた教えてあげよう。この物語なら、君も読みたくなるような感想文を書ける気がするよ。
「本当?でもそれは作者さんに伝えるべきじゃないかな。僕みたいな蜥蜴じゃなくて」
そのとおりです。