仰角や伏角に首を向けたままにしていたり、同じ姿勢を取り続けていたりすると頚椎の手術痕を中心に、背中がバリバリに強張る症状がある。
痛くはない。
ただ、めちゃくちゃに強張りつらくなるのである。苦しむと言ってもいい。
なので姿勢は適当に変える必要があるのだが、これも後遺症で体のバランスが取りづらい。歩けばよろめく。だが立ったままでは何かに掴まらないと、姿勢を変えることも困難なのである。
苦しくて泣くことも出来ず、死にたいと言うなんて、元気な頃には想像も出来なかった。それも一人で。
そう、一人で。
ありふれたメロディーに乗せて、ただ一人辛いと独り言を口にするのが、私の人生なのだ。
くだらない、なんとくだらない人生だろう。
やはり世界には意味など無い。価値がある、あるいはあった、のだろう。価値を手放すことがなければ。
だが、拾われもしない寂しさなんて、感じるのかと問われてみたくもある。
やはりくだらないものなのだ、人生なんて。