RE:あらかじめ失われた日記

珈琲や紅茶が好きなおっさんです。でも別に銘柄にはこだわりません、日東紅茶とネスレのポーションで十分。

如何に文章を約めて書くか

見出しの文は、つづめてと読む。最近聞かないけれど、私が子供の頃はよく聞いた覚えがある。長さを短くする、みたいな意味。

言い替えなので、短くするでいいじゃん、てな感じで使われなくなったんだろう、と推察する。でも昔から使われてきた文言なので、それ相応の意味とか風情があるわけで。

短歌を考えるとき、定型の三十一文字に文意を持たせるために言い替え、切り捨ては重要だ。ここで問題になるのは文の繋がりだろう。三十一文字を1つの文とするか、前句(575)後句(77)と捉えるか、はたまた逆にするか。私は寺山的な短歌を作りがちなので、文を別つことが多い。1つの文とするのは、手法として良い感じだが、難しいな、と思う。

作歌するときにこの単語を絶対に使いたいという場合、他の言葉を約めたり、切り捨てたり出来なければならない。1つの文では、言い替えると文意はそのままに、文言を書き替える必要がある。

たとえば文言をくだけた表現にして、読み取ると厳しい内容にしたい場合などがそれだ。そういう時、この単語は必ず使いたいが文意にそぐわないというものがあると、非常に難しくなる。描き出すイメージがまったく違うという事さえあるだろう。

その場合どうするべきか、何がただしいかはわからない。ただ私の場合文意のために言葉を切り捨てる事が可能なら、単語に拘泥すべきではない、と思う。

約めて言葉をねじ込めるなら入れた方がいいだろう。その単語が主目的なら、という

話ではある。

そんな感じです。