2024-07-10 独り冬夏に 短歌 破長 *ただ松柏独り冬夏に在りて青青(せいせい)たり。(荘子/徳充符) いつの日も冬夏に青々(あおあお)生きたいが それも孤独に在りては寂し 伝えたいお元気ですかと一言を 空しさに降る雨はぬるくて 暑さゆえ道に陽炎朧気に 踏み出す足の力無きこと 指先に疼痛走る昼下がり 爪噛む癖は止めたはずだが