RE:あらかじめ失われた日記

珈琲や紅茶が好きなおっさんです。でも別に銘柄にはこだわりません、日東紅茶とネスレのポーションで十分。

神はサイコロを振らない。

例えば、食事を作ろうと(と、いってもレトルトだが)立ち上がり台所に立つ。

洗い物をしている時に、突然過去の記憶が思い出され、とても台所仕事などしていられない心持ちになる。ちゃんと薬を服用しているにもかかわらず。

寝ていてもふと思い出して、それから輾転反側、眠れはしない。

子供のことであったり、前の彼女のことであったり、いろいろな悔恨であったり、それは様々だ。だがどんなことであれ、私を苛むのは同じだ。

助けはない。

誰もそれを理解したり、慰めてくれるものはない。

私は一人なんだ。

 

前の彼女に嫌われたくないがために、長きに渡って付き合ってきた友達も、自分から縁を切った。本当に愚かだった。

未だに彼らの夢を見る。

 

そういう時私は運命論者になる。私がこういう境遇になるのも、大きな病で四肢を不自由にしてしまったのも、自分の責任なんだろう。

こういう境遇に陥り、最後には彼女には必要ないと関係を断ち切られ、私がやってきたすべてを否定されるのも、そういう運命なのだ。

 

だから、私が死を想うのは運命論や生への姿勢では止められない。それをどうやってでもその解決策を見つけなくては、その運命は避けられない。それをどういう形であれ、示される、もしくはみつけなければならない。

その方法を見つけられなければ。

 

神はサイコロを振らない。だから見つけることが出来なければ、結論は一つしかない。