ちょっと前から、什器関係で注目しているメーカーさんが有る。
最初はX68000の復刻プロジェクトで名前を拝見したのだったかと思う。
ものつくりで色々動かれていて、いわゆる下町の工場(こうば)屋さん、という認識だった。そのうちパソコンの什器も制作されていることを知り、色々と商品ページを眺めていたのだった。
で、実はこのメーカーさん、パソコンの部品、マザーボードやらマウスやらを展示するという普通の加工メーカーは考えても、なかなか実行しないものの什器を作っていることを知った。というか一般市民はかんがえもしないよ。マザーボード展示するとか。まあ、今では手作りのキーボードを使ったり展示して楽しんだりする勢がいるので、あなどれない。
それはともかく…これは盲点だった。手元に、もう使い勝手が悪い、と言うかスペックがゴミで、どうしようもう捨てようかな、としばらく悩んでいたパソコンを持っている。予約して買ったキーボードタイプのパソコンだ。壊れたり修理したりの繰り返しで、総額6万以上突っ込んでいるコンピュータ。
それで色々悩んでいたら、こちらの製品でこういうのが有ることを知った。
おお、これだ!
このままでは単にゴミとして処分するしかない、でもまだ動くからゴミに出すのも忍びない、しかもかっこよさに惚れて買ったんだコレ、という状態のパソコンが展示できる。私の悩んでたパソコンはキーボード形状だから、ぴったりの什器だ。
この手のものは机に置けば邪魔になり、その上にものを置いたりして意味がなくなる。このように立てて置ければそのような事もないし、よく見たいから物をおかず机が片付く。しかも影に隠れて、什器が自己主張をしないのもいい。かんたんながら、だからこそよく作ってくれた、という嬉しさがある。
また、ここのメーカーさん、オープンフレームというパソコンの組み立て台も販売されている。これは部品が見える、と言うかケースカバーがない物を販売されている。これがまた心をくすぐるのだ。あー一台これで組んでみたいな、という願望がwそれにX68000仕様のATXケースが出たら買いたいな、とも思っている。おもしろそう。
加えて、こちらではその他マウスとかミニ四駆とかの展示台、パソコン内の部品支えとか、色々手作りされている。そちらはかっこよさ重点なので、ぜひとも見て欲しい。
さて、よい買い物が嬉しくて、褒めすぎてしまったかも知れないが、ちょっと苦言も有るので少しだけ。
実はこのディスプレイ台、仕上げの良い鉄板の折り曲げで出来ていて、立てかけるのに背後に別板を手回しネジで止める仕様になっているのだが、ネジを一番深くまでねじ込んでも板が少しだけ傾いているのか、ちょっとガタつく。スペーサーでも解消されないのがちょっと気になる。私の個体だけかも知れないが、このガタツキがなければ100点だった…薄い緩衝材があればよかったなあと思う。私はぺらぺらのスポンジを挟み込んで解消したのだが、そこだけが惜しい。
そのために点数は99.0点です。フィギュアスケートみたいな感じになりましたが長尾製作所さんの技術の高さ、発想ともユーザーを掴んでいると思うので、これからも活躍を期待したい。
取り敢えずマウス展示台は、自分にゲーミングマウスを買う理由としてお財布の口がパカーって(ダメ人間)