RE:あらかじめ失われた日記

珈琲や紅茶が好きなおっさんです。でも別に銘柄にはこだわりません、日東紅茶とネスレのポーションで十分。

フラットパネルスピーカーを試す(本編)

さてスピーカーの構成部材も届いたことだし、そろそろ組んでいくことにしよう。

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ちなみに組み上がったスピーカーはこちら。

 

写真詳細を載せろ!とお叱りを受けそうだが、撮るの忘れちゃって。今更撮るのもけっこう手間なのでお許し願いたい。てへぺろ

スピーカーの組み付け、と言っても既存の経路にアンプと分岐ケーブル、フラットパネルスピーカーを入れるだけなんだよね。難しい事は何もない。

今使っているオーディオカードは、サウンドブラスターのAudigyFx5.1チャンネルサウンドボードなのだけど、これは最初からフロント、センター、リアと出力が決まっているので、必要に合わせて3.5mmピンプラグを挿すだけ。

ちなみに既存環境はフロントLR、センターは流行りのセンタースピーカー、リアにBluetoothで飛ばした音を再現するリアペア、と至って簡素な作りのものだ。フラットパネルスピーカー設置用の機材に、承前ではまだ手を付けていなかったのは、どう配置すればいいか考えていたからなのだが、取り敢えず携帯電話用のスタンドを購入してきた。

もともとフラットパネルはどう組めばいいかよく考えておらず、取り敢えずフロントスピーカーのバックアップとして考えていたので、大した構想はなかった。が、ここで問題が発生する。

構成機材を並べていくと、机の上がごちゃごちゃになってしまう…フラットパネルを置くスペースがない…

大幅な方向性の転換を迫られたため、沈思黙考すること一時間…フラットパネルの設置場所と配置を変えよう!

フロントは今のところ、過不足無いのでこのままで良し。フラットパネルはセンターのみの出力に当てることにする。これはフラットパネルの出力が思いの外低く、購入したヘッドフォンアンプでは他のスピーカーへの分岐ケーブルによる並行出力が出来ない事を解消するためでもある。

そして設置場所はデスクの上段に、グルーガンを使って携帯電話スタンドを接着する。フラットパネルが携帯電話スタンドにほぼぴったりで、しかも軽く、何も固定器具を使わなくてすむという事も僥倖した。もちろんグルーガンは直付けではなく、ビニールテープを接着場所に貼っておき、その上に接着する事にする。形としては、天板からぶら下げ型の配置になる。当初の構想からは外れたが、センタースピーカーとしてはそれなりなので、良いことにする。

そして経路としてセンタースピーカーとして使っていたものが余ったので、ちょっとしたアイディアを試すことにする。実は接続を色々試すうちに、Bluetoothセンタースピーカーが勝手にリアへの電波を拾ってしまったのだ。音声はリアスピーカーと同じもの…面倒な、と思って放っておいたのだがふと思いついて元のセンタースピーカーと同じ場所に置いてみた。

実はBluetoothは致命的な欠点があり、ケーブルで繋いだものと比べると。ほんの一拍なのだが、遅延が発生してしまう。音楽を聞く上でこれが非常に気になるのだ。

だが、今回リアと同じ音をセンターに置くことで、前後のBluetoothの遅延が、その他のスピーカーの音の厚みとして感じられる事に驚いた。これは思いつきでやったことだが、リアと同じ音を今までのセンターと同じ配置で取り出せる事で、耳が騙されるという、棚からぼたもち的な幸運があったのだ。

結果、今回のコストは最低で満足感は高い、という結果に終わった。しかし沼は深い。満足できなくなったらどうしよう。

 

余談だが、フラットパネルスピーカーはおもしろい。コーン型しか知らないので、見たとこ金属板が一枚しかついていないところから音楽が鳴っているのは、ふしぎである。

 

クラークの三法則ー十分に発達した科学技術は、魔法と見分けがつかない。