ここのところ、ずっと歌を考えている。
何か一つのフレーズを見つけると、ひねくり回し投げてはまた拾い、と言う事を繰り返している。
小説を考えることの方が、スムーズに出来ると自分では考えたりもするのだけど、どうも歌の方が量産性は高い。
小説が一歩も前に進まないのに、歌はぽこぽこぽこぽこ、それこそ水沫のごとく浮かんでは消えする。
量産できるようになったのは、それを消えないうちに書き取れるからこそ、なんだけれど。
だからと言って歌が向いている、と思うわけでもない。
歌は心の向くまま、ただ感じた事思った事を書いているだけ。
ストーリーも考えるけれど、小説のように書きたい、と願うストーリーではない。
歌わなくては消えてしまうストーリーだから、かも知れない。
いつも、こんな事考えながら、歌を作っているわけではないのですが。
ふと、合間にそんな考えも浮かんできてしまうのです。