RE:あらかじめ失われた日記

珈琲や紅茶が好きなおっさんです。でも別に銘柄にはこだわりません、日東紅茶とネスレのポーションで十分。

スターシップトルーパーズ(1997)

ポール・バーホーベン監督のこの作品をYou Tubeで見直しているのだが、初視聴の時と感想が変わらないのは、なかなかに見どころがあるということなのだろう。

とにかく地球人類が脆弱である。原作版のパワードスーツというアイテムを捨てて、人類軍は人海戦術でバグを圧倒しようとするのだが、攻撃力が高く、耐久力に優れているバグには、一個小隊程度では為すすべがない。

しかもバグも人海戦術なので、脆弱かつこれと言った作戦を示せない人類軍は、まるで屠殺場である。攻撃を担うウォリアーバグは、単なるアサルトライフルや装備されたグレネード一発程度では戦闘力を失わない上に、倒されてもしぶとく動き続けるというまったく狂った設定だ。

まあ、これは困難を乗り越えよう、というナチスドイツのプロパガンダ映画「意志の勝利」のパロディーなので、人類=自由を守ろう、というテーゼが込められているわけだ。

それにしても、なぜスタジオぬえ版のパワードスーツ、採用しなかったのかなあ。かっこいいのに。

以上深夜の雑感でした。